Twitterは米国時間5月20日、自分のツイートに返信して会話に参加できる人を選択できるようにする新しい設定をテスト中であることをブログで明らかにした。ツイートを送信する前に、返信できる人を、Twitterのすべてのユーザー(デフォルト設定)、自分がフォローしているユーザーのみ、自分がメンションしたユーザーのみの3つから選択できるという。
後ろ2つのうちの1つを選択すると、返信できる条件が他のユーザーにわかるようにツイートにラベルが付与され、返信できないユーザーの返信アイコンは灰色表示される。ただし、返信できないユーザーも、そのツイートを表示、リツイート、コメントを付けてリツイート、または「いいね」することが可能だ。
返信を制限するツイートを現時点で送信できるのは、「iOS」と「Android」のTwitterアプリとTwitterウェブサイトのユーザーのうち、ごく一部に限られているが、それらの会話は誰でも閲覧できる。この機能がより広い範囲に提供されるかどうかや、いつ提供されるかは不明だ。
Twitterは1月のCES 2020で、ツイートに返信できる人をユーザーが制御できるようにする計画を初めて明かしていた。
返信を制限できれば、オンライン上のいじめを防止でき、Twitter上での会話をフォローしやすくなる可能性があるが、人々の政治的見解や偏見の強化につながる「フィルターバブル」の増加につながる恐れもある。
米自由人権協会(ACLU)らは20日、当局者がこの機能を利用して発言者を恣意的にブロックする可能性について懸念を表明した。
Twitterの製品チームを統括するKayvon Beykpour氏はツイートで、潜在的なリスクを注視していく意向を示した。
We're def paying attention to the risk vectors of this. We also believe emphasizing the availability of quote tweets (and easily seeing those via tapping the "Retweets" label) is crucial to ensure we're balancing control we give authors with counter-speech https://t.co/jQwJpxGV0X https://t.co/E956lLOOEo
— Kayvon Beykpour (@kayvz) May 20, 2020
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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