グーグルは5月13日、音楽サブスクリプションサービス「Google Play Music」を年内に終了すると発表した。同社は、「YouTube Music」への移行を進めており、同日よりGoogle Play Musicからの転送機能を提供開始する。
YouTube Musicは、2018年11月に発表されたストリーミングサービスで、5000万曲以上の楽曲やアルバムのほか、YouTubeにアップロードされている音源、ライブ、リミックスが楽しめるという。さらに、好み、場所、時間帯、移行したGoogle Play Musicの設定などをベースに、マイミックス、おすすめ、新譜ミックスなどをレコメンドする。月額980円の有料会員は、オフライン再生にも対応する。
転送機能では、Google Play Music側の設定、プレイリスト、アップロードした楽曲、購入した楽曲などをYouTube Musicに移行できる。YouTube Musicのアプリをダウンロード後、「移行を開始」をタップするだけで移行が完了する。また、楽曲のアップロード数は、YouTube Musicでは10万曲までに拡大している。
グーグルでは2020年後半を予定しているGoogle Play Music終了までの間、両サービスの利用は引き続き可能としているものの、あくまでもユーザーがYouTube Musicにコンテンツを移行し、機能に慣れてもらうための準備期間と位置づけている。なお、Google Play Music有料会員であれば、追加負担なしでYouTube Musicを有料会員として利用できる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」