キヤノンの一眼がウェブカムになる公式ツール登場--ライブ配信やビデオ会議を高画質化

 キヤノンの米国法人は4月29日、同社製カメラをウェブカムとして利用できるようにするツール「EOS Webcam Utility Beta Software」を配布すると発表した。

 基本的にビデオ会議などはPC内蔵のウェブカムを使うケースが多いが、画質が低い場合がほとんど。このツールにより、フルサイズ・APS-Cセンサーを搭載したレンズ交換式カメラ「EOSシリーズ」と、コンパクトデジタルカメラ「PowerShotシリーズ」を、Zoomなどのビデオ会議サービスや、ライブ配信用のカメラとして使えるようになる。

 対応OSは、現時点ではWindowsのみ。専用サイトから該当するモデルを選択し、ツール一覧画面から「EOS Webcam Utility Beta」をインストール。USBケーブルでカメラとPCを接続すると、ウェブカメラとして機能するようになる。あとは、カメラを使いたいサービスの設定画面から、使用するカメラとして設定すればOKとなる。

 なお、Canon USAは、このツールの米国外での使用はサポートしないとしている。下記に対象モデルをリストアップしているが、同じカメラでも日米で名称が異なるモデルも存在するため、日本でもリストにあるすべてのカメラで動作するかは今のところ不明だ。

    対応機種一覧(デジタル一眼レフカメラ)
  • EOS-1D X Mark III
  • EOS-1D X Mark II
  • EOS 5DS R
  • EOS 5DS
  • EOS 5D Mark IV
  • EOS 6D Mark II
  • EOS 7D Mark II
  • EOS 90D
  • EOS 80D
  • EOS 77D(日本ではEOS 9000D)
  • EOS Rebel T7i(日本ではEOS Kiss X9i)
  • EOS Rebel T7(日本ではEOS Kiss X90)
  • EOS Rebel T6i(日本ではEOS Kiss X8i)
  • EOS Rebel T6(日本ではEOS Kiss X80)
  • EOS Rebel SL3(日本ではEOS Kiss X10)
  • EOS Rebel SL2(日本ではEOS Kiss X9)
  • EOS Rebel T100(日本未発売)
    対応機種一覧(ミラーレス一眼カメラ)
  • EOS R
  • EOS RP
  • EOS M6 Mark II
  • EOS M50(日本ではEOS Kiss M)
  • EOS M200
    対応機種一覧(コンパクトデジタルカメラ)
  • PowerShot G5X Mark II
  • PowerShot G7X Mark III
  • PowerShot SX70 HS

 キヤノン以外のカメラでも、HDMI出力などを使うことでデジタル一眼レフカメラ、ミラーレス一眼カメラをウェブカムとして利用する方法は存在する。これについては後日、解説記事を掲載予定だ。

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