Appleは次期主力スマートフォンである「iPhone 12」(仮)シリーズの量産を約1カ月延期する予定だと、The Wall Street Journal(WSJ)が米国時間4月27日に報じた。新型コロナウイルスの感染拡大がアジアの製造と世界中の消費者需要に影響を与えていることが理由だという。
WSJによると、Appleは毎年発売する主力スマートフォンの量産を例年であれば初夏に開始している。その後9月中旬に発表、同月内に出荷となる。
2020年は、5Gワイヤレス接続に対応するモデルを含む、4機種の新型iPhoneの発表が予想されている。Appleは先週、新しい低価格版iPhoneである「iPhone SE」の出荷にこぎつけたが、最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏は2月、同社の計画は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受ける可能性が高いと警告していた。
Bloombergによる4月16日の報道によると、Cook氏は同日、全社規模のオンライン会議で、新型コロナウイルスが広まる現在の状況について「ストレスの多い時期」であることを認めたが、Appleの好調な財務状況と、製品の研究開発に対する継続的な投資を強調した。
Appleにコメントを求めたが、回答は直ちに得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス