神戸市は4月20日、新型コロナウイルス感染拡大にともない、全国のスタートアップから対策となり得るテクノロジーや提案を募集すると発表した。
募集テーマは、「データ解析」「感染恐れ確認」「困窮事業者支援」「市民生活支援」などのための技術(具体例:IoT・AI・情報発信・支援プラットフォームなど)。募集については随時ウェブサイトから受け付ける。締切については、応募状況に応じて設定するという。
同市によると、審査により選ばれたスタートアップには、開発支援金(上限50万円/件)を提供。市担当部署とのサービス開発に向けた調整や実証実験の実施協力のほか、成功モデルについての早期実装をサポートするという。市民によるテスト利用や市役所業務の中での試行導入・実証実験を経て、成功したモデルは同市での実装も検討するとしている。
また、スピードを重視し、(1)フルオンライン審査:最短2営業日以内、(2)関係部署との調整:最短1週間以内、(3)実証実験の実施から実装:最短即日を目指すとしている。
なお、神戸市は4月10日にも、新型コロナで打撃を受ける飲食店を支援する取り組みとして、フードデリバリーサービスの「UberEats」との提携を発表。神戸の飲食店の売り上げ機会の創出や、就労者の新たな収入の確保などを実現するとしている。
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