新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるため家にとどまり、そのためFacebookに費やす時間が増えているユーザーに、Facebookの利用を抑えるための新しい機能が提供される。Facebookは米国時間4月9日、設定した時間に通知を停止し、SNS断ちをスケジューリングできる「Quiet Mode」機能をリリースした。
このツールは、ソーシャルディスタンシング(社会的距離戦略)の実行中にアクセスする人が増える中、Facebookがどのような形でソーシャルメディアの潜在的な欠点に取り組もうとしているかを示している。10代の若者では特に、ソーシャルメディアの利用が不安や抑うつといった精神衛生問題の引き金になる可能性があるとの研究結果が出ている。Facebookも、人々が他者との交流ではなくコンテンツを受動的に消費するのであれば、ソーシャルメディアが悪影響を及ぼす場合もあると認めている。同社はFacebookとInstagramで「いいね!」の数を非表示にするなど、他の機能もテストしている。
Quiet Modeを利用するには、Facebookの設定メニューを開き、「Facebookの利用時間」をタップすると、「時間を管理」でQuiet Modeの時間を指定できる。Quiet Modeを中断してすぐにFacebookを利用することもできる。Quiet Mode中にアプリを使おうとすると、Quiet Modeが終了するまでの時間が表示されるが、Facebookを15分間だけ利用するオプションもある。Facebookは全世界で「iOS」向けにこの機能をリリースした。「Android」向けには5月にリリース予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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