Appleが音声アシスタント「Siri」をアップデートし、新型コロナウイルスに関連した症状かどうかを心配する人向けに質問を追加したようだ。ユーザーが「私はコロナウイルスに感染しているか」と問いかけると、Siriはイエスかノーで答える質問を返し、次に取りうる手段に誘導する。
この質問形式で、Siriは「米疫病予防管理センター(CDC)と連携する米公衆衛生局」から得た回答を返す。最初の質問では、発熱、乾いた咳、息切れなどの症状があるかどうかを尋ねる。
最初の答えがイエスの場合、その症状が重症もしくは生死に関わるかどうかを尋ね、さらにイエスの場合は緊急通報用電話番号に発信するよう促す。重症かどうかはっきりしないと答えた場合は、胸部痛、呼吸困難、めまい、ふらつき、不明瞭な発声などがあるかを尋ね、該当する人にはただちに医療措置を求めるよう助言する。
これらの症状がない場合は、自宅待機して自らを隔離した上で、重症化した際には医療機関に連絡するよう助言する。またかかりつけの医療機関に行けない場合は、App Storeで提供されている遠隔医療アプリも利用できると伝える。
Appleはコロナウイルス感染症への注意喚起の一環として米国時間3月21日、ホワイトハウスのコロナウイルス対策専門家チームに所属するAnthony Fauci氏、Deborah Birx氏、Jerome Adams氏らの動画を含む公式発表を「App Store」でフィーチャー表示した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス