新型コロナウイルスの簡易PCR検査の機会を100万人に提供したいとTwitterに投稿した孫正義氏だが、方針を一転。マスクを100万枚寄付すると発表した。
やりましょう。
— 孫正義 (@masason) March 12, 2020
マスク100万枚寄付します。
介護施設と開業医へ。
調達の為の発注完了。 https://t.co/vqq0jBeAvm
孫氏は、3月10日に「久しぶりのツイートです。新型コロナウイルスの状況を心配しています」と約3年ぶりにTwitterを更新。3月11日には、「行動を開始します」とつぶやいたのち、「新型コロナウイルスに不安のある方々に、簡易PCR検査の機会を無償で提供したい。まずは100万人分。申込方法等、これから準備。#コロナ検査有志」と投稿した。
これに対し、検査機会の提供に賛同するコメントが寄せられた一方で、「重症ではない患者も医療機関に流れ込んで医療崩壊を起こしてしまう」「検査ではなくワクチンや治療法の研究開発資金を提供してほしい」といった提供に反対するコメントが医療関係者なども含め多数集まっていた。
同氏は続けて、「本日厚労省を訪問しました。医療崩壊を起こさないよう連携しながらやっていきたい」、「医療崩壊しないよう、政府の軽症者自宅療養方針に賛成」、「コロナウイルス検査のために病院を渡り歩き、感染を増やしてしまわないために自宅で検体採取できる仕組み。ゲイツ財団も似たような方式」と投稿。想定する検査体制も「いらすとや」を使って説明していた。
現在検討中の簡易PCR検査の流れ #コロナ検査有志 pic.twitter.com/YTFKvcoVTh
— 孫正義 (@masason) March 11, 2020
しかし、反対意見は収まらず、2時間後には「検査したくても検査してもらえない人が多数いると聞いて発案したけど、評判悪いから、やめようかなぁ。。。」と、検査取りやめを示唆するようなツイートを投稿したままとなっていた。
13日に再びTwitterを更新した孫氏は、「それよりマスク配った方がいい」というリプライを引用し、「やりましょう。マスク100万枚寄付します。介護施設と開業医へ。調達の為の発注完了」とツイート。あわせて、マスクを海外の工場に直接発注した旨を投稿している。
海外の工場に直接発注しました。 https://t.co/7T9tVSxniY
— 孫正義 (@masason) March 12, 2020
ツイートには、感謝のリプライが多数寄せられた一方、マスク製造面への投資や備蓄分の開放といった対応ではなく、工場への直接発注となったため、「さらに入手困難になる」「マスク製造に対して投資頂いた方がよい」というコメントもあり、賛否両論の状態となっている。
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