米国各地の空港内で小売店を展開しているホスピタリティグループのOTGは、Amazonのレジなし技術プラットフォーム「Just Walk Out」を米国時間3月16日より導入する計画を発表した。OTGは、このAmazonの新サービスを初めて利用する小売業者の1社になる。Just Walk Out技術は16日より、ニューアークリバティー空港のターミナルCでOTGが運営している店舗「CIBO Express Gourmet Market」で利用できるようになる。
OTGはまた、ニューアークリバティー空港とラガーディア空港にある別の店舗「Cibo Express」でもこのプラットフォームを導入する計画だ。OTGの最高経営責任者(CEO)Rick Blatstein氏は、このプラットフォームについて「空港体験を最適化して、利用客に時間を返せるようにする手段」として利用すると述べた。
Amazonは先ごろ、Just Walk Outプラットフォームの提供開始を発表するウェブサイトを開設した。このプラットフォームは「Amazon Go」店舗と同じ技術を利用する。同社は、コンピュータービジョン、センサーフュージョン、ディープラーニングを利用し、このようなレジの行列をなくす店舗を実現している。入店時にクレジットカードをかざすと、客は欲しいものを手に取って店から出るだけでいい。その後、購入額がクレジットカードから引き落とされる。
Amazonは、2016年に初めてAmazon Go店舗をオープンして以降、米国各地で20店舗以上を展開している。この技術を他の小売業者も利用できるようにすることで、Amazonにとってさらなる収益機会が生まれることになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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