カトリック教会のフランシスコ教皇が、2020年の四旬節の過ごし方についていくつかの提案をしている。その内容は、スマートフォンから離れ、オンラインで意地悪なことを言うのはやめようというものだ。
キリスト教の聖なる日にあたる「灰の水曜日」は、四旬節の始まりを告げる日で、2020年は2月26日だった。四旬節の40日間には、信仰心のあついキリスト教徒の多くが、一部の食事やぜいたく品を断つ習慣がある。フランシスコ教皇はバチカン市国のサンピエトロ広場に集まった信徒を前に講話を行い、その際に1つのメッセージを届けた。
Vatican Newsが伝えた教皇の発言によると、「あまりに多くの言葉の暴力」や、インターネットが増幅する「攻撃的で有害な言葉」への言及があったという。さらに教皇は、「四旬節はスマートフォンから離れて福音書に触れるべき期間」だと述べた。
フランシスコ教皇はこれまでも、オンラインでのデマ情報拡散について警告したり、ネット上の児童ポルノの撲滅をIT企業に求めたりするなど、テクノロジーに言及した事例がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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