キャンペーン開始からわずか2日で第1回目の終了が発表された、スマートフォン決済「au PAY」の20%還元キャンペーン。初日の2月10日に実際にau PAYで買い物をしてみたので紹介する。なお、同キャンペーンは3月29日まで毎週開催され、次回は2月17日よりスタートとなる。
今回のキャンペーンをおさらいすると、ドコモユーザーやソフトバンクユーザーなどキャリアを問わず、au PAYコード支払いで決済することで決済額の最大20%、決済1回あたり3万ポイントを付与(期間合計で最大7万ポイントを付与)するというもの。ポイント還元総額は毎週10億円としており、付与額が翌日中に10億円に達するとKDDIが判断した場合、判断日の翌日23時59分にその週のキャンペーンを終了する。今回は、10日中に10億円に到達すると判断し、11日中でのキャンペーン終了を発表した形だ。
20%還元キャンペーンは毎週開催するが、ポイント付与自体は3つの期間ごとに集計される。ステージ1は、2月10日〜3月1日までの期間で合計3万ポイント。ステージ2は、3月2日〜22日の期間で合計3万ポイント。最後のステージ3は、3月23日〜29日までの期間で合計1万ポイント。あわせて最大7万ポイントが付与される。
利用方法自体は、他のスマートフォン決済と大きく変わらない。アプリをダウンロードし、「au ID」を作成・ログインすると登録が完了する。auユーザーであれば、電話番号からでもログイン可能だ。Android版とiOS版で若干UIに違いがあるが、ホーム画面には、バーコード、QRコード、残高、チャージボタンなどが並ぶ。
チャージ手段は、auユーザーであれば、月々の通信費に合算して支払う「auかんたん決済」が利用できる。そのほか、じぶん銀行の口座、クレジットカード、ポイントが利用できる。店舗からのチャージも可能で、セブン銀行ATM、ローソンチャージ(au WALLETカードが必要)、auショップでもチャージ可能だ。少額ローンの「au WALLET スマートローン」も利用できる。
一般的なスマートフォン決済では、メガバンクをはじめとして銀行口座からのチャージが利用できるが、au PAYではじぶん銀行のみに限定される。また、クレジットカードは、「Visa Secure」や「Mastercard SecureCode」など、本人認証サービスに登録したカードであれば問題なく利用できるが、チャージの幅は3000円〜4万5000円となっており、高額商品を購入する場合は数回にわけてチャージする必要がある。auかんたん決済も、契約状況によって限度額が変化する。
今回は、ソニーが誇る高級レンズブランド「G Master」の「SEL2470GM」を買ってみた。新品価格はビックカメラで税込27.7万円(ポイント還元を合わせると実質25万円)の商品だが、たまたまソフマップの中古検索サイト「リコレ」を巡っていたら、Aランクの中古品を見つけてしまった。税込19.2万円で残り1点。1回の決済の還元対象となる15万円をオーバーしてしまうが、中古相場より若干割安だったこともあり、いつのまにか秋葉原に足が向いていた。
店鋪で商品状態を確認し、いざ購入しようとau PAYを立ち上げたが、きちんとチャージ仕様を確認していなかったこともあり、少し手間取ってしまった。一番手っ取り早いのはクレジットカードだが、使おうと思っていたカードの本人認証サービスをまだ設定していなかったことを失念しており、チャージしようとするとエラーが出てしまった(のちに、本人認証登録したクレジットカードからチャージできることを確認)。次に、キャリアとしてauを使っていたこともあり、auかんたん決済からチャージしようとしたが、自分の契約条件では5万円までしかチャージできなかった。じぶん銀行の口座も持っていなかったため、銀行口座からのチャージも諦めた。
最終的には、コンビニでのチャージをチョイスした。店鋪のスタッフに一度チャージしにいく旨を説明し、急いでセブン−イレブンに向かった。ローソンでもチャージできるが、先述の通り、au WALLETのリアルカードが必要となり、あいにく手元になかった。銀行口座から必要な金額をおろし、セブン銀行ATMでチャージ。また、店に向かって無事購入となった。支払い方法は、他のスマートフォン決済と同様バーコードをレジで読み取るだけで完了した。
なお、ビックカメラなど一部の店鋪で混乱が起きたというTwitterの投稿も話題となったが、決済スピード自体は遅いといったことはなく、ネットワーク自体のトラブルも特になかった。さらに、ソフマップの中古買取アプリ「ラクウル」のダウンロードで、商品購入額の3%分のビックポイントが付与されるというキャンペーンもあり、別途5800ポイント弱をゲット。結果として、実質15.7万円でG Masterユーザーになることができた。
11日の次は2月17日スタートとなる。3月29日まで毎週開催されるため、狙いたい商品がある場合は焦らずタイミングを見計らった方が良いだろう。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス