Googleは「Googleマップ」の誕生15周年にあたる米国時間2月6日、同アプリの刷新版を発表した。電車の中がどのくらい寒いか暑いかや、現地でどのようなイベントが開かれるかを教えてくれる新機能が追加されている。
公共交通機関の状態に関する情報を提供する新機能では、過去の利用者によって共有された情報に基づき、例えば警備員が乗車しているかどうかや、車いす用エントランスや優先座席の有無などを伝える。電車に女性専用車両が用意されている地域ではその情報も表示し、他の乗客がその規則に従っているかも伝える。
刷新されたアプリでは、「Explore」「Commute」「Saved」「Contribute」「Updates」という5つのタブが画面最下部に並んでいる。「Contribute」タブでは、道路や住所、店舗のレビューなど現地の情報を簡単に共有することができる。「Updates」タブでは、現地の旅行ガイドやThe Infatuationなどのパブリッシャーが発信するトレンドの場所が表示される。
アイコンも新しくなり、Googleのロゴカラーを組み合わせた配色になった。
Googleはこの5年間、Googleマップを単なる道案内ツールではなく、情報ハブとして構築しようと取り組んできた。ここ数カ月間で、翻訳機能、食品宅配オプション、フライト情報、ホテル予約などの機能を追加している。
同社は6日、拡張現実(AR)を活用したナビゲーション機能「ライブビュー」の提供範囲を「数カ月のうちに」拡大し、このツール用の新機能をテストすることも明らかにした。例えば、場所を検索すると、今立っている場所からどれだけ離れているかを視覚的に確認できるようになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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