2億画素のカメラを搭載したスマートフォンを想像できるだろうか。そんな高解像度写真がハイエンドスマートフォンで実現する可能性があると、Qualcommは米国時間12月3日、ハワイのマウイ島で開幕した3回目の年次カンファレンスSnapdragon Tech Summit 2019で明らかにした。新たに発表されたチップセット「Snapdragon 865」は、最大2億画素のスマートフォン搭載カメラに対応する。
サムスンやAppleといった有力ブランドは、メインカメラ用に1200万〜1600万画素のセンサーを搭載するのが一般的だ。2019年に4800万画素のカメラを採用したのは、華為技術(ファーウェイ)やOPPOなどのミッドレンジの機種が多かった。過去を振り返ると、画素数が極端に多いスマートフォンは、高性能化に挑んだが、本格普及には至らなかった。
スマートフォンメーカーにとって、カメラの品質が前年から向上することが極めて重要なのは、競合製品との差別化が可能になるからだ。購入者が新しいスマートフォンを選ぶ際、カメラの性能を第1の判断基準にすることがすっかり定着している。
中国の小米科技(シャオミ)は今回のイベントで、Snapdragon 865の2億画素対応を歓迎し、2020年に発売する「Mi 10」のチップに865を採用することを表明した。シャオミが最近発表した「Mi CC9 Pro」は、すでに1億800万画素のカメラを搭載している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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