グーグルは11月28日、自宅のどこにいてもネットワークにつながるメッシュWi-Fiルーターの新モデル「Google Nest Wifi」を、11月29日に日本で発売することを発表した。価格は、ルーター本体が1万9800円、拡張ポイントが1万8150円。2つセットは3万1900円で販売する。Googleストアや家電量販店などで取り扱う。
同社は2018年4月にホームWi-Fiルータ「Google Wifi」を発売している。自宅の大きさに合わせて、複数台のデバイスを設置することで、メッシュネットワークを構築。Google Wifi同士が相互に通信して、1つのWi-Fiネットワークを作成することで、自宅のどこにいても快適なネットワークを利用できるものだ。
新たに発売するNest Wifiは、Google Wifiと比較して、最大2倍の速度と、最大25%広い通信範囲を実現する。すでに前世代となるGoogle Wifiを持っているユーザーは、Nest Wifiを既存のネットワークに加えることもできる。理論的には1台のルーターにつき32台まで拡張ポイントを加えられるとのこと。
Google Homeアプリをダウンロードして開くだけで、数分でセットアップが完了し、設定終了後は、同アプリからネットワークやサポートされている他の接続デバイスも管理できるようになるという。さらに、Google Nest Hub Maxなどスマートディスプレイを使っていれば、画面上にゲスト用のネットワークとパスワードを表示することもできる。
Nest Wifiの拡張ポイントは、Googleアシスタントを搭載したスマートスピーカーとしても使えるという。音声による調べ物や音楽再生のほか、ネットワークの速度を質問したり、特定のデバイスのWi-Fiを音声でオンオフ設定することも可能になる。
通信範囲として、ルーター1台あたり最大約120平方メートル、拡張ポイント1台あたり約90平方メートルをカバーする。ルーターと拡張ポイントはそれぞれ100のデバイスと接続できるほか、複数の4K動画のストリーミングが同時利用できるとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」