Kandao Technologyは、8K解像度で360度全球写真の撮影が可能なカメラ「QooCam 8K」を発表した。現在、購入予約を受付中で、12月に出荷開始の予定。直販サイトにおける税込販売価格は6万7100円。
QooCam 8Kは、ボディの前後それぞれにレンズが設けられており、1回の操作で周囲360度全体を撮影できるカメラ。ポケットサイズで、消費者向けとしては世界最小の8K対応360度カメラだとしている。4K撮影可能なKandaoの「QooCam」と違い、3D撮影には対応していない。
撮像素子のサイズは1/1.7インチで、7680×3840ピクセル、12ビットDNGの静止画が撮影可能。QooCam 8K内で複数画像を合成する機能を使うと、ダイナミックレンジが広がり、ノイズが低減され、「APS-Cカメラと同等の画質で撮影できる」としている。
動画の場合、7680×3840ピクセル、10ビット、30fpsのビデオが撮影できる。解像度を3840×1920ピクセルに落とすと、10ビットで30fps、60fps、120fps撮影が選べる。PC用編集ソフトを使えば、120fpsで撮影したビデオから960fps相当のスローモーション映像が作れる。6軸ジャイロによる手ぶれ防止機能を備えており、スタビライザーに取り付けず走りながら撮影してもスムーズな映像になるという。
2.4インチのOLED画面があり、プレビューや再生が可能。タッチスクリーンで各種パラメーターも直接設定できるので、スマートフォンのアプリから操作する手間が省ける。
QooCam 8Kの紹介ビデオ(出典:Kandao/YouTube)
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