企業決算

マイクロソフト、予想上回る第1四半期決算--クラウドなど好調維持

Larry Dignan (ZDNET.com) 翻訳校正: 矢倉美登里 吉武稔夫 (ガリレオ)2019年10月24日 12時09分

 Microsoftの2020会計年度第1四半期(2019年9月30日締め)決算は予想を大きく上回った。コマーシャルクラウドの売上高は前年同期比36%増の116億ドルだった。

Microsoft Q1

 Microsoftによると、第1四半期の純利益は107億ドル(1株当たり1.38ドル)、売上高は14%増の331億ドルだった。

 アナリストは第1四半期の売上高を322億3000万ドル、1株当たり利益を1.25ドルと予想していた。

 アナリストらは、事前により厳しい比較を行い、好調な業績を予測していたようだ。また、Microsoftが人工知能(AI)、機械学習、モノのインターネット(IoT)への投資を増やすとの見方で一致していた。Azureの成長が鈍化傾向にあることは懸念材料かもしれない。MicrosoftはAmazon Web Services(AWS)に次ぐナンバーツーのクラウドプロバイダーだ。

Microsoft Q1

 Microsoftは、法人向け「Office」関連製品、「Microsoft Dynamics」製品シリーズ、「LinkedIn」、サーバー製品、クラウドサービスなどで好調な結果を報告した。

 製品シリーズ別でみると、前年同期と比べて成長が鈍化したのはわずかだ。

 主な数字は以下の通りとなっている。

  • Azureの売上高は前年同期比59%増。
  • 「Surface」の売上高は、製品の刷新を控え4%減の11億4000万ドル。
  • Windowsの商用製品とクラウドサービスの売上高は26%増。
  • Dynamics 365の売上高は41%増。
  • コンシューマー向けOffice 365の登録者数は3560万人。
  • 商用版Office 365のシート数は21%増。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]