このイベントに出席できなかった、主要声優陣からのビデオメッセージも上映。主人公のサム・ポーター・ブリッジズ役を務める津田健次郎さんは、サムが魅力的なキャラクターであることを語ったほか、「素敵なドラマを演じさせていただいた」とコメント。本作については、一言では言えないとするなかでも「絆の物語」と表現。小島監督と本作を待つファン、ゲームとリアル、人と人、旧世代と新世代などといった、いろいろな絆が繋がっているタイトルと語っていた。
ハートマン役の大塚芳忠さんとクリフ役の山路和弘さんは、軽妙なやりとりで笑いを誘いながらメッセージを寄せた。大塚さんはハートマンについて、つらい立場にいながらもユーモアを忘れない、愛すべきチャーミングなキャラクターと説明。一方の山路さんは、クリフについて何も言えない状態と、もどかしそうにしている様子が伺えた。
ママー役の坂本真綾さんからは、手紙を井上さんが代読する形でメッセージが披露された。坂本さんはゲームに疎いことから、これまで小島監督のことを知らなかったと振り返り、本作への参加が発表されたときの大きな反響や周囲の反応があったことで、世界的に注目を集めているタイトルと初めて認識したという。ママーについては、一言では言えない深みのある人物とし、「ゲームに疎い私でも、映像、ストーリー、キャラクターに一瞬で引き込まれ、あっという間にとりこになってしまうような、とてつもないカリスマ性を感じる作品」と語っていた。
フラジャイル役の水樹奈々さんは、小島監督からフラジャイルに課せられているいろいろな使命や過去など、フラジャイルの抱えているものが大きく、どのように声にして落とし込むのかなど、すごく難しかったと振り返る一方、今までにないキャラクタに挑戦する機会をいただけたことに幸せと語った。そして本作については一言では表せないとしながらも、人間社会をそのまま映し出した作品と説明した。
そして、小島監督作品ではおなじみである杉田智和さんの出演も発表。役名は伏せられたが、場内には杉田さんが大塚さんの声マネして掛け合う音声が流れ、実際のゲーム内で使用されるものだという。ちなみに大塚さん以外の登壇者が気づかないほど似ていることに驚いていた。
声優陣がファンに向けてメッセージを送った後、小島監督も本作についての思いを語った。「テクノロジーの進化とともに、コミュニケーションも変わってきた。昔は手紙しかなかったのが、電話があってテレビがあって、今はネットができて世界が繋がっている。でもリアルタイムで繋がることで、人を中傷したり叩いたりするような世の中にもなっている。そのなかで、間接的に繋がることでお互いに思いやりができるようなゲームシステムになっているので、いま一度コミュニケーションや繋がり方を、ゲームを通して体感してもらって、人や社会を思いやれるような世界になれればいい」と話し、ステージを締めくくった。
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