新型「iPhone」には、アプリが位置情報にアクセスする頻度をユーザーがこれまでよりもはるかに細かく制御できるプライバシー機能が搭載される予定だが、Facebookは、その機能が登場する前に、ユーザーの不安を払しょくしようとしているらしい。同社は米国時間9月9日、同社による位置データの使用方法を説明し、「iPhone 11」「iPhone 11 Pro」「iPhone 11 Max Pro」に搭載される「iOS 13」とGoogleの「Android 10」で、ユーザーが位置情報の設定をどのように制御できるかについて概説した。
「Facebookは位置情報について改善されている。(中略)『Wi-Fiを検索』や『近くにいる友達』などの機能は、アプリを使用していない場合でも正確な位置を使用することにより、ユーザーに対して正確でパーソナライズされたアラートやツールを確実に提供する」と、同社のPaul McDonald氏はブログ記事に記した。
Appleは6月、ユーザーのプライバシーを保護するための複数の機能を発表した。その1つが、位置追跡を制限するiOS 13の新機能だ。アプリに位置データへのアクセスを許可する際に、アプリがその都度許可を求めるように設定することが可能になる。Appleはさらに、アプリがバックグラウンドでユーザーの現在位置を確認したすべての場所を示す地図を含む定期的なアラートによって、アプリがユーザーの現在位置に何回アクセスしたかをより明確に示す。地図の追加は、目からうろこといえる機能で、ユーザーがプライバシー設定をより真剣に考えるきっかけになる可能性がある。Appleは、Wi-FiとBluetoothの情報を利用した位置追跡もブロックする。
Android 10でもプライバシー設定が改良され、個々のアプリによる位置情報へのアクセスを、アプリを使用中の場合のみ許可することが可能になった。Facebookは、位置情報に関するAndroidの設定とFacebookの設定のうち、厳しい方を尊重するという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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