KDDIとワイヤ・アンド・ワイヤレスは9月9日、同日明け方より関東に上陸した台風15号の被害を受け、9日12時より千葉県全域に設置されたau Wi-Fi SPOTの無料開放を開始したと発表した。
これは、両社のユーザーでなくとも、スマートフォンやタブレット、PCなどWi-Fi対応端末があれば、ネットワーク名「00000JAPAN」を選択することで、インターネット接続が利用できるサービス。千葉県に設置されたすべてのau Wi-Fi SPOTが対象となり、コンビニやカフェ、ファストフード店、レストラン、公共交通機関などで利用できる(主なWi-Fiスポット設置場所はこちら)。
なお、「00000JAPAN」は、緊急時の利便性確保を優先としており、通信が暗号化されていない。そのため、同スポットを使った通信では、ネットバンキングやネットショッピングは推奨していないものの、どうしてもセキュアな環境の通信が必要な場合は、VPNなどを利用するように呼びかけている。
この取り組みは、無線LANビジネス推進連絡会において、各事業者が提供するWi-Fiサービスを大規模災害発生時の通信手段の一つとして提供するもの。このため、KDDI以外のWi-Fiスポット提供事業者も00000JAPANを開始する可能性もある。
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