リミックスポイント傘下で仮想通貨取引所を運営するビットポイントジャパンは7月12日、約35億円分の仮想通貨が不正流出したと発表した。
同社によると、7月11日22時12分ごろ、ビットポイントジャパンの仮想通貨取引システムで、リップルの送金でエラーを検出。調査の結果、同社が管理するホットウォレットに保管している仮想通貨の流出が判明したとしている。現在、新規口座開設を含む全サービスを停止。原因の究明、流出額の特定、被害の最小化などの対策を実施しているという。
ビットポイントジャパンでは、取引を円滑にするために一部の仮想通貨をホットウォレットで管理しており、そのウォレットから流出したと説明している。なお、同社がコールドウォレットで管理している仮想通貨・法定通貨については流出は確認されていないとしている。
流出した仮想通貨の被害額については調査中としつつ、現段階では概算で約35億円(ユーザーからの預かりが約25億円、ビットポイントジャパン保有分が約10億円)と見込む。なお、同社がホットウォレットで管理している仮想通貨は、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、ライトコイン、リップルの5銘柄となる。
同社では、ユーザーからの預かり資産に被害が生じないように補償するとしている。
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