Twitterが、同社のルールに違反しているが世間の関心が高いツイートへの対応を変更する。対象となるのは、Donald Trump米大統領などの政治家や政府関係者のツイートだ。同社は米国時間6月27日、ルールに違反するツイートに警告を表示すると発表した。そのツイートを表示するには、警告をクリックまたはタップしなければならないという。
Twitter Safetyチームは、「一部のツイートは、われわれのルールに違反していたとしても、Twitterに残すことが一般の利益になる場合があると判断した」とツイートしている。「新しい警告を表示し、そのように判断した際に明確に示すことにした」
この変更は、フォロワー数が10万人を超える、認証済みの政府関係者や公職候補者のほか、要職の候補者に挙がっている人に適用される。ツイートを表示するには、「このツイートはTwitterルールの攻撃的な行為に該当する。しかしTwitterは、このツイートを公開しておくことが大衆の利益になる可能性があると判断した」と書かれた警告をクリックしなければならない。
Twitterは、サイト上の嫌がらせや攻撃的な行為を取り締まる取り組みを進めている。Twitterはこれまで、世間の関心を考慮し、Trump大統領ら世界の指導者による問題のあるツイートを削除することに異を唱えてきた。
Trump大統領はTwitterを多用しているが、内容に偏りがあるとして、何度もソーシャルメディア企業を批判してきた。企業は、一部の保守系コンテンツの取り扱いについて謝罪したが、偏りについては否定しており、政治的見解の検閲はしていないと述べている。これまでのところ、Trump大統領は今回のTwitterの動きに関してツイートしていない。
Twitterは、このようなツイートはこれまでよりも控えめに表示されるようになり、セーフサーチや「Explore」タブなどには表示されないとしている。27日より前のツイートに警告は適用されない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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