スマートフォンに自撮り用カメラを搭載しつつ、本体に対する画面の割合を100%に近づけるにはどうすればよいか。サムスンの「Galaxy S10」シリーズはカメラのレンズ部分にだけ穴が開いた「Infinite-O」ディスプレイを採用し、ASUSの「ZenFone 6」は背面カメラが前面へ向く機構を採用したフリップカメラを搭載する。「OnePlus 7」はシンプルにカメラがポップアップする構造を採用している。OPPOは、さらに優れた解決策を見つけたと考えている。カメラをディスプレイに内蔵するのだ。
OPPOはMWC Shanghaiにおいて現地時間6月26日、ディスプレイの下にカメラを埋め込んだ「USC(Under Screen Camera)」と呼ばれる技術を発表した。OPPOによると、USCは、アパーチャーが平均よりも大きくピクセルサイズも大きいカメラと、ヘイズを低減してHDRとホワイトバランスの双方を改善するアルゴリズムによって実現されているという。
ただし、いくつか注意点がある。OPPOは、USCを採用する実機を発表しておらず、プレスリリースには、USCは「主流スマートフォンに近い」画質を生成するという注意書きがある。
For those seeking the perfect, notchless smartphone screen experience – prepare to be amazed.
— OPPO (@oppo) June 3, 2019
You are taking a very first look at our under-display selfie camera technology. RT! pic.twitter.com/FrqB6RiJaY
OPPOのバイスプレジデントであるBrian Shen氏はWeiboで、この注意書きを繰り返した。(Google Translateによると)ディスプレイ内カメラで同社の現行端末ほどの性能を達成するのは難しいが、この技術は正しい方向への価値ある一歩であると、同氏は記している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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