ヤフーは6月4日、人手不足が大きな課題となっている飲食店の店頭での対応コストの省力化やユーザーの待ち時間解消、利便性向上を目指し、飲食店のテイクアウト商品をスマホで事前に注文できる「モバイルオーダー」の実証実験を開始したと発表した。
同実験は、フレッシュネスバーガー 東京ガーデンテラス紀尾井町店で開始し、今後東京ガーデンテラス紀尾井町内の他の飲食店にも拡大する。
注文後は、提供予定時間に来店することで待ち時間なしに商品が受け取れるようになる。決済方法は、同実験開始時はPayPay決済のみだが、7月頃に注文時のオンライン決済を追加する予定だ。
今後、ピークタイムに利用者が集中するという飲食店の課題解決に向けて、ピークタイム以外に使えるクーポン発行などによるオフピーク利用の推進や、センサーを利用したイートイン席の満空情報提供なども予定している。
さらに、同社が運営する各種サービス(オンライン)から店舗(オフライン)への送客にも挑戦し、飲食店が抱えるさまざまな課題解決を目指すとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」