「Windows 10」の新エディション(現在は「Windows Cloud」として知られている)とされる画面のスクリーンショットを、Windows Blog Italiaが公開している。
スクリーンショットに写っているのは、機能を制限したWindows Cloudのようだ。Microsoftは過去に「Windows RT」や「Windows 8.1 with Bing」で機能を制限していたが、それとよく似ている。
「Windows 10 Cloud」は現在の名称にクラウドの文字が含まれるにもかかわらず、クラウドとはほとんど関係なさそうだと筆者は先週お伝えした。情報筋によると、Windows 10 Cloudは、「Universal Windows Platform」(UWP)アプリのみを実行するWindows 10エディションになる見通しだという。
Windows Blog Italiaは、Windows 10 Cloudの現行バージョンをテストする機会を得たと述べている。同サイトによると、このエディションは「Windows Store」アプリのみを実行可能だという。また、同サイトがテストしているWindows 10 Cloudのバージョンでは、Microsoftの「Centennial」デスクトップブリッジを使って構築されたWindows Storeアプリが動作するという。
UWPアプリとWindows Storeアプリは同じではない。しかし、ここで重要なのは、Windows Cloudで機能が制限されるのはユーザーが「Windows 10 Store」以外の場所からアプリをインストールするのを防ぐためであるということだ。
Microsoftは、少なくとも部分的に、Windows 10 Cloudを「Chrome OS」と「Chromebook」に代わるものとして位置付けようとしているとみられている。
Windows 10 Cloudの発表時期は不明だが、最近の「Windows 10 Insider Preview」ビルドでこの新エディションに関する記載があることを考えると、「Windows 10 Creators Update」(4月頃に登場予定)と同時期になる可能性があると筆者は予想している。
Microsoft関係者はWindows 10 Cloudに関して、「発表することは何もない」と話している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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