古い“ガラケー”ユーザーは要注意--まもなくモバイルSuicaが使用不可に - (page 2)

該当ユーザーはどうするべきか?

 ちょっとした通話とモバイルSuicaといった用途であれば、3Gのままでも困らないし、意外と丈夫なフィーチャーフォンは頻繁に機種変更することもないだろう。筆者の場合、気がつけば2008年11月に発売された「docomo STYLE series N-02A」を8年近くも使っていた。今回のような事態がなければ、まだ使用していたことだろう。

 今後は、(1)ICカードに切り替える、(2)おサイフケータイ機能付きのスマートフォン、あるいはSHA-2に対応したフィーチャーフォンに切り替える──の2つの選択が考えられる。

 最近では、おサイフケータイに対応するSIMフリースマートフォンも登場しているため、月額料金の安いMVNOで運用するという選択肢もある。人によっては大きくプランを見直す機会になるかもしれない。

 ICカードとスマートフォンを併用している人もよく見かけるが、筆者の場合は、好きなときに好きな場所でチャージでき、定期や新幹線特急券、Suicaグリーン券を購入したり利用したりできるところに魅力を感じるので、ICカードに切り替える選択はなかった。

 仕事柄、スマートフォンは頻繁に機種変更することが多い。また、1週間ぐらい充電しなくても十分に使用できるフィーチャーフォンは便利だと感じているため、新たなフィーチャーフォンを購入して切り替えることにした。

おサイフケータイのトラブルを避けるため、未使用のものを選択
おサイフケータイのトラブルを避けるため、未使用のものを選択

 おそらく、その時代のユーザーのSIMは標準サイズの大きなものだろう。最近のものは、microSIM、nanoSIMなど小さくなっているため、そのままでは使えないことが多いはずだ。その場合はショップに行き、交換してもらう必要がある。

SIMサイズにも注意したい
SIMサイズにも注意したい

 筆者は最後のNシリーズの後継モデルを新古品で探し、1万2398円(税・送料込)で購入した。さらにNTTドコモのショップにてSIMをmicroSIMに切り替えてもらい、手数料2160円(月々の支払いとともに請求)の出費となった。プランなどはすべてすでに使用していたものをそのまま引き継いでいる。

 新しい端末に切り替える場合の注意点は、機種変更をする前に使用中の端末から移行・機種変更の手続きを済ませておくことだ。これは、フィーチャーフォン、スマートフォンのいずれの場合でも同じだ。

 筆者の場合は、モバイルSuicaと楽天Edy、WAONの3つを使用していた。基本的な手順はいずれも同様で、メニューから移行手続きをする。新端末でアプリをダウンロードし、機種変更前のIDとパスワードでログインすると移行できた。

楽天Edyの場合、楽天の会員だと手数料なしで移行できる
楽天Edyの場合、楽天の会員だと手数料なしで移行できる
WAONの場合は、移行番号を控える必要がある。画面をカメラで撮影するなどして、間違えないようにしておきたい
WAONの場合は、移行番号を控える必要がある。画面をカメラで撮影するなどして、間違えないようにしておきたい
モバイルSuicaの移行を完了した画面
モバイルSuicaの移行を完了した画面
おサイフケータイ以外のデータ移行は、ドコモの場合ショップにある端末で行える
おサイフケータイ以外のデータ移行は、ドコモの場合ショップにある端末で行える

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