意外な企業も参戦、「OpenStack Days Tokyo 2016」の見どころ

羽野三千世 (編集部)2016年07月05日 18時50分

 7月6~7日に、OpenStack専門年次カンファレンス「OpenStack Days Tokyo 2016」(主催:日本OpenStackユーザ会のOpenStack Days Tokyo 2016実行委員会)が虎ノ門ヒルズフォーラムで開催される。4回目となる今年は、基調講演、導入事例講演、スポンサーセッションなど40以上のセッション、国内外37社による展示が予定されている。

 同イベントの見どころについて、ビットアイル・エクイニクス 執行役員 成迫剛志氏と、OSSコンソーシアム 副会長の日立ソリューションズ 技術開発本部 研究開発部 主管技師 吉田行男氏に(チャットで)話を聞いた。

羽野:もう開催直前ですが、今年のOpenStack Daysの見どころを教えていただけますか。

吉田さん:まずは、国内企業の事例が多く紹介されることでしょうね。JFEスチールや中電シーティーアイなどのユーザー企業が講演してOpenStack導入事例を紹介することになっており、これは楽しみです。

成迫さん:JFEスチールの事例は、“かたいミッションクリティカルなシステムを載せるためのOpenStackはこう作る”というような内容で、非常に面白いと思います。

吉田さん:JFEスチール、中電シーティーアイの両社とも初披露される事例です。

成迫さん:それから、運用関連のセッションが数多く用意されている点も注目です。OpenStack Days Tokyo裏番組として、OpenStackのOps側(運用側)の課題やノウハウを共有するためのミートアップ「The 2nd Japan Ops Workshop」も開催されます。運用現場の生々しい苦労話がたくさん聞けそうです。

吉田さん:ちょっとマニアックなところでは、Deep Diveの「Congress」についてのセッション。CongressはOpenStackのガバナンス管理系コンポーネントなのですが、まだ名が知れていない、情報が少ないという点で貴重なセッションになります。ただし、内容は非常に難しいはず。

羽野:1社、OpenStackのイベントとしては異色な企業が講演しますね。

吉田さん:最近オープンソースラブな日本マイクロソフト。Microsoft AzureとOpenStackを絡めたお話はここでしか聞けないでしょう。

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