ソフトバンクは3月16日、KDDIは3月17日に解約金が発生しない新しいタイプの2年契約プランを発表している。今回のドコモの発表で、解約金が発生しない新プランが大手携帯キャリア3社から出そろった。
ソフトバンクとKDDIの新プランはドコモのプランと異なり、加入から3年目(25カ月目)以降、いつ解約しても契約解除料金が発生しないというもの。両者とも現行の料金プランから月額300円値上がりするため、利用年数が2年8カ月経った場合、現行プランの契約解除料を超えるといった違いがある。
1月に1Gバイトの低価格プランをソフトバンクとKDDIが先行提供した際にも、ドコモのみ家族間シェアという形で、低価格プランを打ち出すなど、最近は他社との戦略の違いが目立つ。この点については「顧客の要望は基本料2700円のまま解約できること。他社がどうこうではなく、2年契約で心地よく使っていただくためにフリーコースを提供する」(阿佐美氏)と説明した。
ドコモは“実質0円”といったスマートフォンの過剰な値引きを禁止するガイドラインに違反したとして、ソフトバンクとともに総務省から行政指導を受けたことを4月5日に発表していた。
ドコモでは、3G携帯電話(FOMA)から「iPhone SE」へ機種変更すると、「月々サポート」を増額し、実質648円で購入できるキャンペーンを発表するなど、複数の端末で割引きをしていた。この件については「真摯に受け止め、速やかに改善に取り組む」(阿佐美氏)と、改めて陳謝した。
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