そんな状況が今までのスマートフォンだったが、DIGNO rafreは「水で泡立てたハンドソープ」「43度以下の温水」による洗浄に対応している。
推奨している洗い方は、DIGNO rafreのアプリアイコンをタッチすると表示される。洗い方が本体に内蔵されていおらず、ウェブサイトに飛ぶ。オフライン時は表示できないのが残念だが、その代わり他の端末やPCからでも内容を参照可能だ。
洗い方は動画も公開されており、その通りにやればさっぱりときれいになる。濡らした後で乾かないうちに開くと問題になりそうな防水キャップや、水が残ってしまいがちなスピーカーの穴の水の抜き方なども動画で確認できる。
説明では、事前に自分の手をハンドソープで洗い、手の水滴をとってから洗い始めるとなっており、かなり厳密な指示をしている。最初に洗って、しかも手を拭くことまで指定されるのは、手に着いていた汚れやゴミが悪影響を及ぼさないためだと思うが、少々神経質のような気もする。
そして、洗い流す際の水量や時間まで指定されている。「やや弱めの流水(6リットル/分以下)」というのはわかりづらいかもしれないが、500mlのペットボトルなら5秒、200mlのコップなら2秒という量。スピーカーやマイクはその半分の水量で、洗剤が残らないよう洗い流す秒数まで細かく指定されている。
覚えきれない場合は、どこかに手順をメモしてから始めるほうがよいだろう。DIGNO rafreの画面に出したまま洗った場合、ソープの泡や水流でタッチパネルが反応してしまい、まともな操作はできないため、画面を確認することは不可能に近い。
洗剤を洗い流した後は、繊維くずの出ない布を使って拭くように指定される。通常の木綿のタオルでは繊維くずが出てしまうので、厳密にはセーム皮やメガネ拭きの布、科学実験室にある特殊なティッシュを使うべきだろうが、動画を見たところふつうのタオルのようなのでそこまで神経質になる必要もなさそうだ。
スピーカやマイクの穴などは軽く布を叩いて水を抜くなど方法が指定されている。
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