グーグル、「Android」端末へのカスタムチップ搭載を計画か - (page 2)

Kevin Tofel (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2015年11月09日 08時28分

 Googleのカスタムチップというのは、Androidにとって画期的に思えるかもしれないが、初めてのことではない。

 これに似た例として、Motorolaは2013年に初代「Moto X」をリリースしたとき、Qualcommと協力して同社の「Snapdragon S4 Pro」チップに対し、デジタル信号とセンサを処理する専用の機能を追加するという微調整を加えた。それによってMoto Xは、例えば音声コマンドに対して「常時認識」が可能となり、また、「Moto Assist」アプリには当時としては独特だった機能が追加された。

 もしGoogleがAndroid向けにカスタムプロセッサを設計するというアプローチを選択したら、すでに独自の設計を使用している一部のAndroidパートナーがどう反応するか、興味がある。これらの例としては、サムスンの「Exynos」やHuawei(ファーウェイ)の「Kirin 950」チップなどがある。

 Googleがベースチップデザインに何を加えても、他のハードウェアパートナーはすぐにまねをするだろうが、同じ機能を同じタイミングで提供するほど早くはないのではと、筆者は思う。Googleのチップを使用しないデバイスの販売に悪影響を及ぼすであろう「追随」ゲームが続いて起こる可能性がある。これは、Googleの主要パートナーにとって受け入れ難いだろう。


この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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