こうしたアクセサリは、何の目的もなく開発されたわけではない。Apple PencilとSmart Keyboardの機能をフル活用する生産性アプリも多数用意されている。AppleのiOS 9の新しい「Notes」「Mail」アプリのほか、Adobe製アプリ、「Word」「Excel」「PowerPoint」を含む「Microsoft Office」スイートアプリもiPad Proに対応し、Apple Pencilのサポートが統合されている。先ごろ発表された「Split View」機能(2つのアプリを同時に表示する機能)と組み合わせれば、iPad Proは本格的なマルチタスキングに最適なデバイスになるだろう。
しかし、スクリーンが大きくなっても、音が大きくならなければ意味がない。iPad ProはiPad Airの3倍の音量を出せるスピーカーを4基備えており、本体の持ち方によって、左右の音のバランスが自動的に調節される。他の機能には、ホームボタンに組み込まれた「Touch ID」センサや、8メガピクセルの「iSight」背面カメラなどがある。注目すべきは、予想どおりではあるが「USB-C」ポートが搭載されていないことだ。
iPad Proは、Apple製タブレットで最も「グリーン」なモデルの1つでもある。PVCフリーで、再利用可能なアルミニウムとヒ素フリーのディスプレイガラス、水銀不使用のLEDバックライトディスプレイで作られている。カラーはシルバー、ゴールド、スペースグレイで、11月に発売予定だ。価格は、32Gバイトモデルが799ドル、128Gバイトモデルが949ドル、128GバイトのLTEモデルが1079ドルとなっている。もちろんアクセサリは別売りで、Apple Pencilが99ドル、Smart Keyboardが169ドルで販売される。
iPad Proとともに、iPad mini 4もひっそりと発表された。7.9インチのiPad mini 4は新しい8メガピクセルの背面カメラを備え、RAMが2Gバイトに増量され、iPad Air 2と同じプロセッサが採用されている。既に販売が開始されており、価格は399ドルからだ。
他のiPadについては、ハードウェアアップデートはなかったが、価格が下がった。iPad mini 2は269ドルに値下げされ、iPad Airの価格は399ドルからになった。iPad Air 2は499ドルだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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