また、「Siri」対応の音声コントロールとユニバーサル検索機能も搭載されると言われている。ユニバーサル検索とは、たとえば「iTunes」でのレンタルや購入を検討しているテレビ番組や映画が、すでに契約しているストリーミングサービス(Netflix、Hulu、HBOなど)でも見られるかどうか簡単にチェックできる機能だ。一方、うわさされているAppleのテレビサービス(「Sling TV」やソニーの「PlayStation Vue」と同様の主要ケーブルチャンネルの「スキニーバンドル」)は、2016年まで登場しないとBloombergが報じている。
ストリーミングサービスは遅れているものの、新しいApple TVにはいくつかうれしいアップグレードがありそうだ。とはいえ、うわさを信用するなら、その新機能を手にするには少なくとも149ドルかかる。現行Apple TVの価格69ドルの2倍以上だ。また、ストリーミングプレーヤー「Roku」やAmazonの「Fire TV」製品よりはるかに高い。こうした製品はいずれも、Appleが取りそろえると見られる規模と同等のカジュアルゲーム、ユニバーサル検索、豊富なチャネル数をすでにある程度提供している。
改良型Apple TVの他にもう1つ、長らくうわさされていた製品アップグレードが登場するかもしれない。強化された大型のiPadだ。「iPad Pro」と称されるこの大型タブレットは、画面サイズが12~13インチになり、新しいiPhoneと同様に感圧式Force Touchディスプレイが搭載される可能性がある。すでに「iOS 9」で披露された新しいマルチタスク機能(画面分割、スライドオーバー、動画のピクチャインピクチャ表示など)を活かす十分な画面スペースがあるだけでなく、大型iPadのさらなる差別化を図るためにスタイラスとキーボードがサポートされることも考えられる(Appleブランドのものも登場するかもしれない)。これはiPadにおける興味深い動きになりそうだ。また、Microsoftの「Surface」やLenovoの「Yoga」シリーズといった「Windows」製品との競争力が増すことになるだろう。
iPad Pro以外に、「iPad Air 3」や「iPad mini 4」も発表されるかもしれない。
この数週間で、スマートフォン分野の競争がかなり激化することになった。Googleのスマートウォッチプラットフォーム「Android Wear」がiPhoneに対応し、「Huawei Watch」や新しい「Moto 360 Fashion」といった有望なAndroid Wear製品が、ドイツで開催のトレードショーIFAで登場したからだ(Huaweiの場合は再登場と言うべきかもしれない)。IFAではサムスンも、同社スマートウォッチの2015年モデル第1弾となる「Gear S2」を発表している。さて、Appleはこれにどう対応するのだろうか。
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