サンフランシスコに拠点を置く電子署名技術のDocuSignが、最新の投資ラウンドでDellとIntelからさらなる投資を受けたことを明らかにした。
DellとIntelの投資部門は、DocuSignが5月中旬に発表したシリーズF投資ラウンドに4500万ドルの資金を追加している。
追加の投資により、同社はシリーズF投資ラウンドで約2億7800万ドルを調達することになる。12年の歴史を持つ同社の評価額は30億ドル、これまでの調達総額は5億800万ドルに達している。
DellとIntelがDocuSignへの投資をどう活用するのかはわからない。だがDellの最高経営責任者(CEO)兼創業者のMichael Dell氏は、DocuSignはデジタル管理を変革する「大きな潜在性がある」との考えを述べている。
DocuSignは不動産業界で不可欠なツールとなっており、資産購入プロセスで必要となる紙ベースの処理に代わって遠隔での書類署名に利用されている。全米リアルター協会(NAR)はDocuSignに早期から投資しており、同社のサービスの普及を助けた。
DocuSignのCEOであるKeith Krach氏は、新たに得た資金を利用して国際展開を進めるほか、さまざまな業界への拡大を図るとの計画を明かしている。
DocuSignには2社のほか、Google Ventures、Sapphire Ventures、VISA、Salesforce Ventures、Samsung Venture Investment Corporation、Telstra、Comcast Ventures、BBVA、EDBI(シンガポール経済開発庁の投資部門)、米国三井物産、NTTファイナンス、リクルートホールディングスなどが投資している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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