経済ニュースアプリ「NewsPicks」編集部が本格始動--新たな収益モデルも - (page 2)

「有料課金」と「ブランド広告」でマネタイズ

 梅田氏によって、NewsPicksの今後のビジネスモデルも語られた。これまで、提携するメディアの有料記事を月額1500円で読めるプランを提供してきたが、今後も価格を下げることはせず、いかにその金額を支払ってもいいと思われるような価値を提供できるかが鍵になると話す。

 そのため、有料の記事コンテンツを配信するだけでなく、気になる記事を検索できる機能の実装や、年に1回開催する予定のイベントへの優先招待など、さまざまな付加価値を提供することで引き続き月額1500円という価格を維持していきたいと語る。

 もう1つの収益の柱となるのが「ブランド広告」だ。大きく「ブランド・カテゴリー」「ブランド・ストーリー」「ブランド・アカウント」の3つのメニューを用意するという。

  • 今後は「有料課金」と「ブランド広告」でマネタイズ

  • 有料記事に加えて、検索機能やイベントなどの付加価値を提供

  • 企業が1つのカテゴリをスポンサードする「ブランド・カテゴリー」

  • 1つの連載記事をスポンサードする「ブランド・ストーリー」

  • 独自記事を配信する専用アカウントを作れる「ブランド・アカウント」

  • 今後は3年間で編集部を100名体制にするという

 ブランド・カテゴリーは、テレビ番組のスポンサーに近いイメージ。企業がNewsPicksの1つのカテゴリのスポンサーとなり、たとえば「イノベーション」などのテーマに沿った記事とPickerをキュレートする。第1弾はIBMとともに進める。ブランド・ストーリーはもう少し規模が小さくなり、1つの連載企画をスポンサードするメニュー。当初はサイボウズ式と連携する。そして、ブランド・アカウントは、オリジナル記事を配信する企業アカウントを特別に設けるというもの。まずはリクルートと進める予定だ。

 梅田氏は最後に、今後3年間で編集部を100名体制に拡大する方針を明らかにし、NewsPicksを日本最大の経済メディアに成長させたいと意気込む。また、その際には海外進出も視野に入れていきたいとした。

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