iOS 8に搭載される可能性がある機能としては、スタンドアロンの「iTunes Radio」アプリがある。Appleは、無料のストリーミングサービスを自社の「Music」アプリ内に含めているが、Radioアプリは独立したアプリとなり、より多くの機能と新しいデザインを伴う可能性がある。また、Appleは、楽曲サブスクリプションを発表するかもしれない。
Siriも、「Shazam」を統合し、ユーザーが聞いている楽曲が何かを教えてくれるようになるかもしれない。同デジタルアシスタントは、他のサードパーティー製アプリとより良く連携するようになるかもしれない。
その他のiOSに対する修正として、改良された通知機能、アプリの分割画面表示、マルチタスク、ゲームコントローラや「Apple TV」向けに改良されたゲーム機能、マウスなどより多くの周辺機器に対するサポート、バッテリ持続時間のより良い管理、洗練された音声メモアプリなどがある。
また、Appleは、ファイル共有ツール「AirDrop」をMacと使えるようにする可能性がある。また、「iWork」や「iCloud」に対する改良も含まれるかもしれない。さらなる「iBeacon」の強化やApple製のさまざまなデバイスにわたって動作する機能なども目にすることになるかもしれない。
Appleはまた、WWDCを使って最新の同社Mac用ソフトウェアを披露するかもしれない。前バージョン「Mavericks」は、2013年のWWDCで披露され、改良されたバッテリ持続時間、多くの新しいアプリケーション、より良い電源管理、Finderでのタブ、検索性向上を目的としたファイル名へのタグの追加などの機能を搭載していた。
OS Xに対する最新アップデートの内容はあまり知られていないが、多くの人が予測していることにデザインの刷新がある。それは、同社モバイルOSに2013年において実施されたものと似ており、同OSをよりiOSのようにする機能がいくつか含まれるかもしれない。ただし、この2つのOSが1つのプラットフォームとして統合されるということはすぐにはないと思われる。いくつかのサイトは、OS Xの再デザインがよりシャープなエッジとアイコンを含むのではと推測している。
いくつかの手がかりが過去数カ月にわたり浮上しており、Appleが独自のモバイル決済事業に取り組んでいることが示唆されている。特許の出願、秘密の会議、幹部の採用、アナリストの予測などが見聞きされている。
Appleは、4月の同社決算報告の時点でおよそ8億人という多数のユーザーに対し、クレジットカードとひも付けられたiTunesアカウントを通して楽曲、書籍、アプリの購入を可能にしている。この決済処理をデジタルウォレット、もしくは、その他のモバイル決済サービスに拡大することは、同社に適した移行になる可能性がある。
Appleは、新しいスマートホームプラットフォームの立ち上げをWWDCで計画しており、それにより、iPhoneやiPadを使って家庭内の照明、防犯システム、その他のネット接続された家電を制御できるようにする予定だとFinancial Timesが報じている。
この新しい「ソフトウェアプラットフォーム」は、iOSデバイスに組み込まれる予定だと匿名の情報筋の話としてFinancial Timesは伝えている。Appleの「Made for iPhone」プログラムと同様にこの新しいプラットフォームは、サードパーティーのデバイスメーカーに対してオープンで、それらのガジェットがAppleのオートメーションシステム上で動作することを可能にするかもしれない。
Appleはまた、WWDCを使って刷新されたMac用OSとともに新しいMacを発表するかもしれない。しかし、Intelの「Broadwell」と呼ばれる最新チップは2014年後半にならないと提供されないため、もしMacがこのタイミングでアップデートされたとしても、性能の大きな強化は期待できない。Macのアップデートに関する兆候の多くは、WWDCではなく、2014年後半を示している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境