資金調達目指すスタートアップのプレゼンバトル「RISING EXPO 2013」--15社がしのぎを削る - (page 2)

岩本有平 (編集部)2013年09月06日 11時50分

ユビレジ「ユビレジ」:代表取締役 木戸啓太氏

 iPadを利用したクラウドPOSレジアプリ。iPadを利用することで、一般的なPOSレジの約5分の1程度コストでの導入が可能。また、POSデータなどの分析機能も備えており「店舗オーナーのコクピット」となるサービスを目指している。

 2010年8月にサービスを開始。2011年9月に「ユビレジ2」というかたちで正式にリリースした。美容室や小売店のほか、アミューズメントパークなどでの利用がある。特に直近では飲食店での導入が増えているという。

fluxflex「WebPay」:CEO 久保渓氏

「シンプル」「セキュア」「スピーディー」を特徴とするオンライン決済API。数行のコード記述でサービスを利用可能で、PCI-DSS準拠の高いセキュリティを誇る。さらに、10秒でテストの実施が可能、最短3営業日での導入が可能となる。

 取引件数は10週間連続で2桁パーセントの増加。もともと開発者をターゲットにしてきたが、今後はスタートアップや大企業に向けてサービスを展開していくという。

pLucky「SLASH-7」:代表取締役 林宜宏氏

 サイトのさまざまな施策の効果を上げるためにも、まず定着率を改善することを最優先であるという考えのもと「ユーザーの定着率」に注力したユーザー行動分析サービス。どんなユーザーがサイト上でどのくらいの時間をかけ、どんな体験をしているのかを分析できる。

 競合となるのは海外の「Mixpanel」や「KISSmetrics」。同社では、ユーザー属性の豊富さや安価な価格設定、日本語でのユーザーサポートなどで優位性があるとしている。

KAIZEN platform「planBCD」:Co-founder & CEO 須藤憲司氏

 「グロースハック」のためのA/Bテストの実行環境と、そのテスト案のクラウドソーシングを組み合わせたプラットフォーム。

 通常A/Bテストを実行する場合、約5週間程度、コストにして月額200万円程度かかるとも言われる。これを安価に自動化するという。ユーザーがA/Bテストの条件を設定すれば、ネットワーク化されたグロースハッカーが改善案を提案。その改善案でA/Bテストを実施して、効果の高い改善案の表出率を自動的に拡大する。

 すでにECサイトで売上が1.8倍になる、会員登録のコンバージョンが1.7倍になるという実績もあるという。スタートアップ向けのプランも10月に提供開始予定。

Spicy Cinnamon「 Seconds」:CEO 平野未来氏

 “0ステップ”で写真を共有できるスマートフォンアプリ。ネイキッドテクノロジーの創業メンバーが中心となってSpicy Cinamonを設立。拠点はシンガポールで、ベトナムに子会社を置く。

 事前に共有したいユーザーを選んでから写真を撮影すると、自動で写真をアップロード、共有できる。現在タイ、シンガポール、ベトナムに限定してアプリを提供。2カ月で4万ダウンロードを実現するほか、高いデイリーアクティブ率を誇っているという。

モイ「ツイキャス」:代表取締役 赤松洋介氏

 スマートフォン特化のライブ配信サービス。現在のユーザー数は325万人。国内では、女子高生を中心とした10代女性が利用。また、ブラジルのユーザーも非常に多い。最近では女性誌などでも紹介されているという。

 その理由について、代表の赤松氏は「わからない」と説明するが、FacebookやTwitterのアカウントを必須とすることで匿名性を廃するなどして、安全性の担保などを続けてきたという。3年後に3500万ユーザーを目指す。

YOYO HOLDINGS「Candy」 :CEO 深田洋輔氏

 フィリピンにて、プリペイドケータイを利用したリワードプラットフォーム「Candy」を展開する同社。代表の深田氏によると、フィリピンでは現在90%のモバイルユーザーがプリペイドユーザーで、キャリアが会員を持っていないという状態だという。そこでアンケートに回答すると「ロード(通信料金)」の得られるリワードのプラットフォームを構築している。

 サービス3週間で、ノンプロモーションで3万人のユーザーを獲得。さらにユーザー数は増加しているという。

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