Siriと何度かやりとりをすることになるが、2語程度でもできることは多い。まずは、タイマーをセットしてみよう。
ユーザー:「Set timer」(タイマーをセットして)
Siri:「For how long?」(何分ですか?)
ユーザー「Three minutes」(3分)
これで、3分間のタイマーがセットされる。Siriに命令する前には、画面の下にあるマイクボタンをタップして、紫色になった状態で言う必要がある。上記の例では、「Three minutes.」の前にタップする。これを繰り返す。
タイマーを一時停止するには「Stop」、停止するには「Cancel」と言うだけでよい。
次に、メールが届いていないか確認してみよう。
ユーザー:「Check email」(メールを確認して)
Siri:「OK,<ユーザー名>, I found X emails:」(わかりました。メールがX通あります)
この一覧から、読みたいメールをタップすれば、メールが自動的に開く。
なお、メールではなく、SMS/MMSまたはiMessageの受信内容を確認したい場合は、「Check message/text(メッセージを確認して)」となる。電子メールは「mail」または「email」、SMS/MMSおよびiMessageは「message」または「text」ということを、覚えておこう。
さらに、音楽を再生するのも簡単だ。曲名やアルバム名だけでなく、プレイリストでも再生できる。
ユーザー:「Play playlist」(プレイリストを再生して)
Siri:「What playlist would you like to hear?」(どのプレイリストを聞きますか?)
ユーザー:「X(プレイリスト名)」
Siri:「OK, playing playlist X」(プレイリストXを再生します)
肝心の電話をまだかけていなかった。
ユーザー:「Call ~」(~に電話して)
これで、Siriが聞き取った名前が連絡先にあり、かつ、電話番号が1つしか登録されていない場合は、即座に電話をかけ始める。ただし、ここでよく確認しないと、意図しない相手に電話をかけている場合がある。万が一、違う相手に電話をかけていたら、ホームボタンを押してSiriの画面を閉じるか、電話の画面がすでに表示されてしまっていたら、[終了]をタップする。
連絡先には、ローマ字で名前が入力されている必要がある。また、ニックネームでも良いため、日本語で連絡先を登録済みの場合、ニックネームをローマ字で入れておくと、使い勝手が良くなる。また、間違い電話を減らすには、Siriに聞き取ってもらいやすい、分かりやすいニックネーム(Mom、Dad、School、Officeなど)を入れておくのがよい。
ここまでやってきて、Siriが全然自分の英語を聞き取ってくれない、くやしい、と思ったらチャンスだ。これを機会に、英語の発音を練習してみるのはどうだろう。お勧めは、単語の発音を確認できる辞書を使うことだ。
たとえば、「Merriam-Webster Dictionary」は、無料かつ充実した内容の英英辞典で、単語の発音を確認するにはインターネットへの接続が必要だが、手軽に調べられる。一度確認した発音は、辞書本体に残るので、以降は何度でもすぐに確認できる。
たった1~2単語程度でも、Siriにやってもらえたら楽なことはある。まずは使ってみて、Siriの面白さを実感したら、もう少し複雑な作業をSiriにやってもらったり面白い質問をしてみたりしてSiriで遊ぶのも楽しい。次回は、もう少し踏み込んだSiriの使い方を紹介する。
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