西暦2015年--IT部門はどのような姿に? - (page 3)

Jason Hiner (TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2011年10月11日 07時30分

 もちろん、これはものごとを少しばかり単純化し過ぎており、IT部門の作業が完全に駆逐されてしまうというわけではない。例えばネットワーク管理者やデータベース管理者の作業は残るだろう。ただ、そういった作業のほとんどは、IBMやAmazonのAWSといったサービスプロバイダーが雇用しているスペシャリストによって行われるようになるはずだ。また、そういった作業は現在よりも遙かに少ない人数で行われることになる。さらに、セキュリティ専門家といった一部のスペシャリストは、フルタイムでの雇用を見込める大規模企業に属する人以外、ほとんどがコンサルタント業を営むようになると考えられる。

 筆者は、今回のイベントにおけるプレゼンテーションのなかで、今後の10年間に注目しておくべき有望な職種として、大量データのアナリストや、データサイエンティストも挙げている。その仕事とは、企業が収集した大量のデータを整理、評価したうえで、適切な疑問を投げかけることで、企業が優れた決断を下せるようにしたり、重要な進路の補正を行えるようにするための洞察を導き出すことである。

 なお、興味深い読み物としてMarc Andressen氏の「Why Software is Eating the World」(世界を席捲するソフトウェア)という記事を紹介しておきたい。ここで考察したさまざまな変化は結局のところ、ソフトウェアというものの存在意義の高まりによってもたらされているためである。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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