フォトレポート:ナチスのEnigma暗号を破れ--英国ブレッチリーパーク博物館(前編) - 3/14

Daniel Terdiman (CNET News) 翻訳校正: 石橋啓一郎2011年07月13日 08時00分
 国立コンピューティング博物館のウェブサイトによれば、ブレッチリーパークのリーダーたちは、傍受されたドイツ最高司令部のメッセージを素早く解析するという仕事に取り組むにあたって、「才気あふれる郵便局の電子工学者、Tommy Flowers氏の助けを仰いだ」という。「Flowers氏は、1500個の熱電子管(真空管)を使い、より高速でより信頼性のあるColossusを設計し、建造した。最初のColossusは1943年12月にブレッチリーに到着した。これは、世界初の実用的な電子デジタル情報処理機で、今日のコンピュータの先駆けだった」(博物館ウェブサイト)

 ブレットリーパークの科学者Tony Sale氏は、ドイツ軍は「高セキュリティテレプリンタ暗号機を用いることで、完全に秘密の無線通信を行うことができた」と、同氏のウェブサイト「Codes and Ciphers」で述べている。この機械はLorenzと呼ばれるもので、ブレットリーパーク博物館のサイトによれば、「破るためには傍受されたメッセージに対して複雑な統計的分析を施さなくてはならなかった」という。「Colossusは穿孔テープを毎秒5000文字のスピードで読むことができ、リールの穿孔テープは1時間に30マイルも読み込まれた。これは、膨大な数学的処理が、数週間単位ではなく数時間単位で行えるということを意味していた」(博物館ウェブサイト)

 この写真は、現在ブレットリーパーク博物館に展示されている再建されたColossusだ。
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 国立コンピューティング博物館のウェブサイトによれば、ブレッチリーパークのリーダーたちは、傍受されたドイツ最高司令部のメッセージを素早く解析するという仕事に取り組むにあたって、「才気あふれる郵便局の電子工学者、Tommy Flowers氏の助けを仰いだ」という。「Flowers氏は、1500個の熱電子管(真空管)を使い、より高速でより信頼性のあるColossusを設計し、建造した。最初のColossusは1943年12月にブレッチリーに到着した。これは、世界初の実用的な電子デジタル情報処理機で、今日のコンピュータの先駆けだった」(博物館ウェブサイト)

 ブレットリーパークの科学者Tony Sale氏は、ドイツ軍は「高セキュリティテレプリンタ暗号機を用いることで、完全に秘密の無線通信を行うことができた」と、同氏のウェブサイト「Codes and Ciphers」で述べている。この機械はLorenzと呼ばれるもので、ブレットリーパーク博物館のサイトによれば、「破るためには傍受されたメッセージに対して複雑な統計的分析を施さなくてはならなかった」という。「Colossusは穿孔テープを毎秒5000文字のスピードで読むことができ、リールの穿孔テープは1時間に30マイルも読み込まれた。これは、膨大な数学的処理が、数週間単位ではなく数時間単位で行えるということを意味していた」(博物館ウェブサイト)

 この写真は、現在ブレットリーパーク博物館に展示されている再建されたColossusだ。

提供:Daniel Terdiman/CNET

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