2.信条が「誠実一筋」の部門長:こういったマネージャーは長い時間をかけて、今後発生するであろう問題を語ろうとする。また、「真の状況」を部下に理解させることができるのは自分しかいないと考えている場合も多い。さらに、部下が不適切だと感じたポリシーや手順について質問しにきた場合、マネージャー層しか知り得ない内部情報をさらけ出してでも、その部下の力になる必要があると考えてしまうこともよくある。
部下は企業の抱える問題について理解を深めるかもしれない。しかし、それで問題が解決されるわけではない。
3.最高政治責任者:企業環境のなかには、自動的に交通情報が配信される最新型のGPSをもってしても、社内に渦巻くエゴや、小さな過ちすべてを迂回することができないというところもある。そういった環境に身を置くマネージャーは、否応なく社内政治に巻き込まれることになる。そうなった場合には常識など通用しないはずだ。
こういった上司は、あなたに対してこっそり助言を与えてくれる。「君はこれがとても政治的な問題であることを理解しなくてはならない。肩書きは関係ない。実際に『誰』がものごとを、どのように進めているのか知っておいてほしいんだ」といったことを語りかけてくるわけだ。
この手のマネージャーはいずれも、自らのマネジメント力を放棄してしまっているのである。彼らは有能なマネージャーにはなれないだろう。
また、いったん自らのマネジメント力を放棄してしまうと、それを取り返すことはほぼ不可能となる。つまり「軟弱なマネージャー」というレッテルを貼られてしまうと、誰からも頼りにされなくなるわけである。ただ、こういったことは自覚しづらいうえに、マネージャーとしてのスタイル自体は賞賛されたり、高い評価を得ることさえある。
とは言うものの、本当に重要なものごとはあなたを素通りするようになる。そして、昇進で先を越され、不当な扱いを受けているように感じることだろう。あなたがキャリアの向上を目指しているのであれば、「マネージャーとしての筋力」を最大化しておく必要があるだろう。
そのためには、マネジメントにおける以下の法則を覚えておいてほしい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する