独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)と一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は、Adobeが提供する「Flash Player」にアクセス制限回避が可能な脆弱性が確認されたと「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。
Windows版、Macintosh版、Linux版、Solaris版の「Adobe Flash Player 10.1.85.3」およびそれ以前のバージョン、Android版の「Adobe Flash Player 10.1.95.2」およびそれ以前のバージョンには、クロスドメインポリシーファイルによるアクセス制限が回避される脆弱性が存在する。
この問題が悪用されると、細工されたウェブページにより、ウェブサイトのクロスドメインポリシーが迂回され、ウェブサイト管理者の意図に反してデータにアクセスされる可能性がある。Adobeでは、この脆弱性を含む複数の問題を解決するセキュリティアップデート「APSB10-26」を公開しており、JVNでは該当ユーザーに対しアップデートするよう呼びかけている。
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