上司が聞きたがらない10の言い訳--問題を事前に避けるには - (page 2)

文:Justin James(TechRepublic) 翻訳校正:石橋啓一郎2010年07月14日 08時30分

3.必要な資源が不足していた

 マネージャーの仕事のほとんどは、チームに時間、予算、機材などの適切な資源を確保するということだ。もし、不可欠な資源が不足していれば、マネージャーがその問題をすぐに解決できるよう、(プロジェクト終盤や失敗してからではなく)すぐにそれを知るべきだ。もしあなたが、十分早い時期からマネージャーにそれを伝えていれば、これは言い訳ではなく、問題を解決するために助けを求めただけのことだ。手遅れになってから上司にそれを伝えれば、それは言い訳になり、失敗の責任はあなたにある。

4.要件が変わった

 われわれはみな、要件が常に変わることを知っている。締め切りと成功条件が決定されてからずっと後になって、プロジェクトに余分な要件が加わることも多い。とは言っても、決してそれを失敗の言い訳にしてはならない。そういった変化に早い段階で対処していけるかどうかは、あなた次第なのだ。新しい要件が現れるごとに、それが締め切りと定められた成功条件の達成にどのような影響を与えるかを示し、要件に応じてゴールポストを動かすか、変えずに進めるかを判断する必要がある。もし、新たな要件が現れても締め切りを変えなかったのであれば、その新たな目標を達成する責任が生じる。

5.個人的な問題を抱えている

 誰にでも、時には個人的な問題が生じる。しかし、もし個人的な問題がプロジェクトの成功に影響を与えるようなら、それに対処するか、誰かの助けを得る必要がある。上司に「一体何が起こっているんだ?」と聞かれてしまうようなら、もう遅すぎる。この時点で、仕事以外の問題について説明しても、上司は苛立つだけだ。しかし、仕事に影響が出始めた時点で問題が起こっていることを説明していれば、上司は必要な調整を行うことができる。多くの上司は、ほかに問題を抱えている人間に100%の働きを求めるよりも、資源配分や成果に対する見込みを変えるだろう。

6.時間が足らなかった

 もし何かを実行するのに十分な時間がなければ、どれだけ資金ややる気、資源があっても、それを実現することはできない。もし仕事が多すぎるのなら、その一部を取り除くか、仕事に押しつぶされていると上司に知らせるべきだ。それで状況が緩和されなければ、締め切りが守れないのは上司の問題であって、あなたの問題ではない。しかし、ここで挙げたほかの状況と同じように、調整ができるよう、できるだけ早く問題を明らかにすることがあなたの責任だ。

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