iPhone用「iMovie」:iMovieアプリケーションを使用すれば、iPhoneでHDビデオを編集できる。マルチメディアメッセージングサービス(MMS)の送信、「MobileMe」や「YouTube」、電子メールによるビデオの共有もこのアプリからできる。ただし、「Facebook」には対応していないので注意しよう。また、パン&ズーム機能が使用できるし、エフェクトやテーマの追加や、画面の切り替えもできる。ビデオのタイトルに地理情報を追加することも可能だ。さらに、ビデオをタイムラインに直接記録し、ピンチ操作でスケールを変更したり、ドラッグ操作でビデオのトリムや編集を行ったりできる。エクスポートサイズも選択可能だ。iMovieの価格は4.99ドルで、「App Store」から販売される予定だ。
ビデオ通話:フロントカメラを利用して、ビデオ通話が可能になった。この機能は「FaceTime」と呼ばれ、フロントカメラを持つすべてのiOS 4搭載デバイスで、Wi-Fiを利用してランドスケープモードおよびポートレートモードで使用できる。現時点ではWi-Fiのみ対応だが、将来的には3G対応にすることをJobs氏は示唆した。
「iBooks」:6月中には、書籍にメモを加えたり、タップしてページをブックマークしたりできるようになる。また、PDFファイルを閲覧して読めるようになり、iBooksのブックシェルフ機能で書籍もPDFも選べるようになる。ブックマークとメモは、すべて目次に表示される。
「Bing」:Appleは、iPhoneの検索にBingを追加する。ユーザーは検索エンジンとして、GoogleとYahooによる検索に加えて、Bingも選択できるようになる。
企業向け統合機能:iOS 4では、データ保護、デバイス管理、ワイヤレスでのアプリケーション配布が可能になる。さらに、VPN接続のサポート拡大、および複数の「Microsoft Exchange」アカウント(および「Microsoft Exchange Server 2010」)のサポートも実現する。
「iAd」:この新しい広告プラットフォームでは、広告をアプリケーション内に組み込み、その動作をアプリ内に限定する。つまり、広告をクリックしたせいで、自動的にアプリからはじき出されてしまうことがなくなるわけだ。
各種追加機能:半分めくるようにしてページを切り替えるエフェクトや、地図のメモをドラッグできる機能などが、アプリケーション開発者向けに用意される。
発売時期:開発者は6月7日からiOS 4を入手できる。つまり、一般ユーザーまだ少し待たなければならないということだ。「iPhone 3GS」と「iPhone 3G」、そして(第1世代を除く)iPod touchについては、6月21日からiOS 4への無料アップグレードが可能になる。ただし、これまで搭載されていなかったフロントカメラが必要になるFaceTimeなど、すぐにはサポートされない機能も一部ある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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