テクノロジオタクの悪夢はさておき、大半の人々は室内で読書をするし、デバイスが室外である程度読めるものであれば、それで十分だ。しかしKindleにはバックライトがまったくないため、適当にハックしない限り、夜の読書はできないということになる。
筆者は2009年にKindleを購入した。寝る前に読書をするのが好きなのだが、Kindleは使えないと感じた。なぜなら、夜は暗いからだ。代わりにKindleの本をiPhoneに移して、iPhoneで読んだ。
筆者はiPhoneの嫌なところについてあれこれ愚痴を言ったり文句を言ったりしているが、iPhoneでKindleの本を読むのは、KindleでKindleの本を読むよりずっと快適だった。率直に言って、iPhoneを使ってする他の多くの作業よりもずっと快適だった。
この点でAmazonが学ぶべき教訓はこうだ。直射日光の下で読書する必要があるのは一部のユーザーだけだが、すべてのユーザーは夜の読書を経験している。ちなみに、筆者はKindleを返品して代金を全額払い戻してもらった。
iPad版Kindleアプリで、Amazonは明らかに色の重要性を認識した。Kindleアプリだけで、筆者はもう少しでiPadを買いたくなりそうだ。あくまで「もう少しで」だが。
いずれにしても、iPadでのカラー表示によって、Kindleのグレースケールの画面はいかにも一昔前のものという印象になった。インターフェースが美しいだけでなく、実際のコンテンツもはるかに読みやすい。もちろん、すべての本がカラー画像付きで出版されるわけではないが、表紙だけでもカラーで見られれば読書がもっと楽しくなる。
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