筆者はこの林檎ケータイを北京のトンデモケータイマーケットで購入したのだが、最初は買う気は無かった。ファーストインプレッションは「あぁ林檎だ」、そう感じただけ。普段は「こ、こいつはいったい何なんだぁー!」」という驚きや感動でトンデモケータイをついつい買ってしまうのだが、今回はフツーに「かわいいなー」としか思わなかったのね。
ところがこれを売っている店員の女の子、まだ20そこそこという若い女性だったのだが、この娘が商売上手というかなかなか心憎いことばかり言ってくるのだ。最初に筆者が「林檎ケータイかわいいね」と言うと「でしょ!家に持ってかえりなよ!おまけするよ!」とまるで売り方は果物屋か八百屋のよう(笑)。でも林檎ってフツー思い浮かべるのは赤い林檎だよね。なので「赤はないの?」と聞くと、その娘はこう言い切ったのだ!
「何いってんのよー、本当に美味しい林檎ってのは青いんだよ!」
ガーン!この一言に筆者はやられた。たかが林檎ケータイ売るのにそこまでうたい文句を用意していたのか!てか、なぜそこまで言い切れるのか!こんな場末の(失礼)トンデモケータイ屋で働かせておくなんてもったいない!と思えるようなケータイ屋の女の子の、そのすばらしい謳い文句の一言でお買い上げとなったわけなのだ。
しかも恐ろしさはこれだけではなかったのだ……買う前に動作チェックをするのは中国でケータイ買うときはあたりまえのこと。筆者も電源入れたり電話かけたりお決まりの初期チェックを行っていたのだが、なんだかほんのりと林檎の香りがするではないかっ!ま、まさかこの林檎ケータイ、匂いがするのデスカ?
すると女の子は、
「あー、それあたしの匂い。最近香水変えたんだー」
ううむなんと恐るべし林檎ケータイ!!販売する店員さん自らを林檎化させてしまうパワーがあるのかよ!?「販売員をその気にさせてしまうケータイ」ってまさか変なパワーがこめられているんじゃないだろうかって思えてしまう。もしかしたらこの林檎ケータイを持っていると自分にも何かいいことがあるかもしれないぞ。
中国旅行にいってもしもこの林檎ケータイを見かけたら、みなさんもお買い上げすることをぜひお勧めする!と、筆者もこの林檎ケータイの魔力にもうメロメロにされてちゃっている今日この頃なのであーる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する