「Mac OS X Snow Leopard」発売--新機能をレビュー - (page 4)

文:Jason Parker(Special to CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル、編集部2009年08月28日 12時00分

Finder

 Finder自体のインターフェースの微修正はほとんどないものの、Finder内でのファイルの動きが変わったおかげで、使いやすくなった。Finderウィンドウの右下にズームスライダが追加されており、アイコンを拡大できる。アイコン表示の機能も強化され、複数ページからなる文書をプレビューできるほか、QuickTimeムービーをFinderウィンドウから離れずに再生することも可能だ。

PDF書類の上にマウスオーバーした際に表示される矢印を使い、複数ページのPDF書類のページをめくることができる。 PDF書類の上にマウスオーバーした際に表示される矢印を使い、複数ページのPDF書類のページをめくることができる。

Safari 4

 「Safari 4」はしばらく前から広く利用できるようになっているが、Snow Leopardで実行する際には、いくつかの新機能が提供される。Safari 4には、お気に入りのサイトをすべてサムネイル表示し、簡単にアクセスできるようにするTop Sites機能が以前から備わっている。また、訪問したサイトの履歴をCover Flow風のインターフェースで表示できるFull History Search機能も備えている。しかしSnow Leopardでは、Safariには耐クラッシュ機能がある。つまり、プラグインがクラッシュしても、ブラウザ全体がクラッシュすることはない。プラグインをもう一度ロードするには、そのページを再読み込みするだけでよい。またSafariは、訪問しようとしているサイトが、詐欺サイトとして知られているか、マルウェアを配布しているか、あるいはフィッシングサイトとして知られているかをチェックし、もしそうであれば警告する。

Top Sites機能は、Safari 4で既に利用可能になっており、最も頻繁に訪問するサイトにすばやく移動できる。 Top Sites機能は、Safari 4で既に利用可能になっており、最も頻繁に訪問するサイトにすばやく移動できる。

QuickTime X

 「QuickTime X」はAppleのメディアプレーヤーであり、Snow Leopardではいくつか大幅な改良が加えられた。ムービーを再生している時にマウスをウィンドウの外に動かすと、インターフェースがすぐに消え去って、よりじっくりと動画を見ることができる。動画を見ている時に、新しい「Share」ボタンをクリックすると、動画を「iPod」や「iPhone」「Apple TV」向けに変換することができる。QuickTimeは、選択したデバイスで最適な再生が行えるように動画を変換する。ウェブカメラの動画や音声、スクリーン上でのアクションの録画または録音も、数回のクリックでできる。「iPhone 3GS」を使っている人は、QuickTime Xの新しいトリミング機能に見覚えがあるだろう。この機能を使えば、必要な動画コンテンツだけを取り出すことができる。

クリップの開始点をクリックし、終了点までドラッグすることで、動画を簡単にトリミングできる。 クリップの開始点をクリックし、終了点までドラッグすることで、動画を簡単にトリミングできる。

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