Meyer氏は、AMDは2010年中ごろに32nmへの「移行」を開始すると述べた。
経済がさらに悪化した場合のAMDの対応能力はどうか。「われわれは、2008年後半に再編に着手した。経済が下降したとき、立ち戻って再編をさらに進めなければならなかった。将来について非常に冷静に考えて再編を実行した。したがって、われわれの計画は、下半期に奇跡的な回復があるという想定の下で作成したものではなかった。最優先事項は、現金を管理し、流動性資産を確実に保持することだ。2番目の優先事項は、研究開発パイプラインへの投資を維持することだ。そうすることで、状況が好転したときに、必ず注目を集める会社となっているだろう」(Meyer氏)
AMDにとって競争上極めて重要となる新分野は、モバイルプロセッサである。Meyer氏は、詳細について述べる前に、コンシューマーはベンチマークに表れない部分を見るべきだと述べた(AMDのモバイルプロセッサは、ベンチマークでIntel製品に対して結果が良くない)。「少し視野を広げてみよう。少し待って、PCは実際どう使われているのか考えよう。さまざまな使用シナリオでのエクスペリエンスを考えて、そのエクスペリエンスを提供する上でPCの反応がどの程度良いかについて話そう。ビデオのコード変換や3Dゲームをプレイするような場合だ。ベンチマークではなく、実際にやりたいことについて話そう」。ここでMeyer氏が言っているのは、AMDのプロセッサと同社の「ATI」グラフィックスチップを組み合わせると、Intelのプロセッサを単独で使用するよりも、特定のタスクをさらに高速に処理できるということだ。
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