HTC shiftはもともと海外で販売されていた機種で、日本と韓国以外では携帯電話のスタンダードな方式であるGSMネットワークで利用できる。そのため、国際ローミング契約や現時事業者のSIMがあれば、海外でも通信が可能だ。
GSM方式は周波数にいくつかの種類があるが、850、900、1800、1900MHzの主要周波数帯に対応するため、広く海外でも使うことができる。その上、W-CDMA方式で利用できるため、日本や韓国でも使える。自分の契約している携帯電話事業者とそのローミング先があれば、世界中で利用できると言っても過言ではないだろう。
HTC shiftを見てきたが、要は通信機能がついた小さなWindowsマシンというのが率直な感想だ。このサイズで携帯電話通信機能が内蔵しているものを必要としている人にとって、このスペックして16万円ほどの実売価格は、高いとも安いとも言えない金額かもしれない。
また、ポケットサイズとはいえないもの、ノートPCとしてはかなりサイズが小さく、椅子やテーブルがなくても利用できる形状なども見逃せない点だ。
ただ、欲を言えばケータイと一緒になる以上、通話機能を持たせたり、いつでも持ち運びのできるサイズを実現してほしかったと思うのが正直な気持ちだ。ただ、携帯電話とWindowsマシンの融合では、なかなか他に類似機種がない希少な存在。この仕様が自分に必要なら、ぜひ利用すべてだ。
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