Mozillaはまた、メモリ使用の効率化を進めるため、プラットフォーム全体のパフォーマンスを調整している。Mozillaは通常、メジャーリリースの間隔を約1年とっている(ただし、今度の新バージョンはもう少し時間がかかっている)。それでも、Microsoftの仕事に比べたら圧倒的に速い。
Microsoftの開発が遅いのは、官僚主義とまずい意思決定が原因だ。とりわけ、Microsoftが「IE 6.0」の後に開発ペースを緩める判断を下したのは間違いで、幹部らは当時に戻りたいと思っているに違いない。それ以降、ウェブはより危険に、よりクールになっていったが、Microsoftは最近まで過去の栄光にあぐらをかいていた。そのおかげで、Firefoxがどこからともなく出現し、市場シェアの17〜28%(調査機関によって異なる)を獲得するまでになったのだ。
この調子でいけば、Mozillaにはさらにシェアを上乗せする大きなチャンスがある。いつか状況が変わるとすれば、それは、(可能性は低いが)Microsoftが組織の欠点を改めて、より優れた技術を生み出せるようになった時だろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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