そしてHansen氏によると、このことはつまり、LEGOがこういったパーツをまとめて梱包し、熱心な受け取り手の元へと発送することが可能な物流チームを作り上げようとしているということを意味しているという。
LEGO Universeのプレーヤーはまず、完全にカスタマイズ可能な「小さな人形」、すなわち長く親しまれてきた小さなLEGO人形を持つところからゲームを始めることになる。その後、仮想世界の探検に出て、何かを建てたり、他のプレーヤーと対話したりすることになる。そして、長年にわたって世界中の子どもがLEGOブロックで遊ぶことによって作り上げてきたような、一種の空想の世界にはまる可能性を秘めているのだ。
これはつまり、城を建てることができ、友達から侵略されたりもするということだ。あるいはその逆もあるだろう。
Hansen氏はわたしに「ゲームを続けていくと、アクセサリを入手したり、ブロックを入手したりすることになる。(中略)また、ポイントを獲得することもできる。そうすることで、土地、すなわち何かを建てるための土地をより多く入手し、さらなる探求が行えるようになる」と述べている。
LEGOは、子ども向けながら、子どもを大人と同じ環境に置くことになるゲームを開発するうえで安全面が大きな課題となるということを認識しているため、ゲーム開発が進むにつれて、保護者を巻き込もうと熱心に働きかける予定にしている。
しかしHansen氏によると、LEGOはまた、どのようにしてこのゲームを、実際に手にすることのできる玩具が得意としているような、子どもの発育や学習の過程に効果を発揮するふさわしい場とすればよいかについても保護者からの意見を聞きたいと思っているという。
こういったゲームを子どもの発育ツールとして見ることができるかどうかは、わたし自身にも分からない。しかし、彼らの考えは理解できる。それでもわたしにはこのゲームが、仮想世界で作ったものの実物版を購入するために親のクレジットカードを財布から出させるためのツールであるように見えるのだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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