入出力機器がワイヤレスで接続されるため、非常にすっきりと据え置くことができるTouchSmart PCだが、周辺機器についてもすっきりだ。
最近はカメラを内蔵しているノートPCが多くなっているが、このTouchSmart PCにも1.3メガ ピクセルカメラを画面上に内蔵した。外付けではないため、すっきりと使うことができる。
家族の伝言板としても使えるHP SmartCenterだが、カメラを使うことにより、キーボード、手書きよりもはるかに表情豊かにメッセージを伝えることができるようになった。もちろん、マイクも内蔵しているので、動きと声でメッセージを伝えることができる。
内蔵というには多少無理があるものの、「HP Photosmart A628」など、同社の一部プリンターは本体とほぼ一体化できる。液晶画面の後ろには大きな空間があり、この部分に収められるようになっているプリンタがある。印刷された紙は正面の隙間から手前に出てくるという凝りようだ。
しかも、プリンタの電源は本体から供給されるため、プリンタのためにわざわざACコードを伸ばす必要もない。この本体と接続する「HPプリンタYケーブル」はUSBポートと電源が1本のケーブルにまとめられるため、1本のケーブルが本体とプリンタを結ぶだけ。ケーブルの長さはミニマムというよりジャストフィットで、余分なケーブルがトグロを巻くということはない。
TouchSmart PCのPCとしてもパフォーマンスだが、試用したモデルはAMDのAMD Turion 64 X2 TL-64を搭載、HDDは500Gバイト、メモリは4Gバイトを搭載している。メモリが多いためか、Windows Vistaの操作がきびきびしている。
ビデオにはNVIDIA GeForce Go7600を搭載しているため、Windows Vistaのエアロのインターフェースの動作はもちろん、動画の再生でも気になる点はない。ただ、ビデオメモリはメインメモリ共有なので、それも踏まえてメモリ容量は多めにしておいたほうが良いだろう。メモリは通常のデスクトップPC用のDIMMではなく、SO-DIMMなので増設の際は注意が必要だ。
また、HDDは500Gバイト。通常ならどうやってもいっぱいにならない容量だが、家族のPCということで、ムービーを溜め込んでいけば、この容量のありがたみを実感するときが来るだろう。
そのほか、スピーカーの出力は20W。大きめのPCスピーカーを超える大音量が楽しめるため、TouchSmart PCで音楽を聴くときも、音質面で満足度が高いだろう。
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